視力が悪くなる原因を知っていますか?
遺伝だけではないんですよ。
両親が目がいいのに子どもの目が悪い時は、日々の習慣が目を悪くしているかもしれません。
また意外と知らないのが視力検査。
Cマークはどんな意味の検査なの?小学校の視力検査の結果がアルファベットで判定される理由は?
視力検査の正しい測り方をご紹介します。
目次
視力が悪くなる原因は主に4つ
遺伝的なもの
特に視力が遺伝によるものなのは、近視がほとんどです。
ただし劣性遺伝でも現れます。
生活環境によって視力が悪くなった人に関しては、遺伝とは関係がありません。
眼精疲労によるもの
特に目を酷使した仕事、本を読む時間が長く休憩を挟まない、パソコンやゲームをする時間が長い場合は眼精疲労を起こしやすくなります。
眼精疲労が起きると目の筋肉をたくさん使う事で常に緊張状態となり、視力低下へとつながっていきます。
暗い場所でテレビを見る
小さいころに日が当たりにくい場所や暗い部屋でテレビを見ていると
「目が悪くなるよ!」
と言われたことはありませんか?
まさかそんな迷信でしょ?と思っていませんか?
実はこれ正解
部屋の中は暗いのに、テレビの光は明るい状態になりますよね?
この状態だと目の中の虹彩筋が緩めたり緊張状態を繰り返す事になるので、目の疲労がたまることで視力が落ちる原因となります。
テレビを見る姿勢
テレビをよく寝転がってみている注意です。
テレビを寝た態勢で見た後に普通の姿勢に戻ってテレビを見ると、左右の目の感覚が変だなぁと感じることはありませんか?
これは左右の目の距離に差ができることによって起きる現象です。
左右差が生まれ疲れるような事をしていると、視力が低下するだけでなく、左右の目の視力にも差ができてしまいやすくなってしまいます。
視力検査でおなじみのCマークで一体何がわかる?
視力検査で片目を隠して「Cマーク」の向きを答える検査ってしたことありますよね?
このCのマークが書かれているシートを検眼表といいます。
Cマークは「ランドルト環」っていうんですよ
ランドルトとは、このCマークを開発したフランスの眼科医エドマンド・ランドルトの「ランドルト」がそのまま名前としてついています。
本来のこの検眼表を使った視力検査は、立っている位置からランドルト環までの距離で視力を測ります。
5mの位置から見えると1.5
2.5mの位置からしか見えないと0.5
となります。
ですが場所の問題もあって、立っている位置から異なるサイズのランドルト環の空いている方向が見える見えないかで視力を測っています。
検眼表では、同じサイズのランドルト環を5つ示し、そのうち3つ以上正解すればその視力までは見えると判定します。
小学校の視力検査の結果がAやBで表される理由
小学校の視力検査って以前は、0.1や0.5など小数点を用いて結果が書かれていましたが、ここ数年は「A」判定や「B」判定とアルファベットであらわされます。
A判定は1.0以上の視力を持っている
B判定は0.7~0.9程度の視力を持っている
C判定は0.3~0.6程度の視力を持っている
D判定は0.2以下の視力
という風に分類されています。
どうしてこのようになったのかというと、学校の視力検査の方法は「3.7.0方式」を取っているからです。
これは以前と比べて細かく視力を判定するという事ではなく、0.3・0.7・1.0とおおまかに分類するようになったからです。
特に小学生の頃は0.1,0.2程度の誤差はよくあるし、回復もしやすいから。
細かく判定しなくても、学校では0.7程度の視力があれば教室のどの場所でも黒板が見えるとされています。
だからそれだけの視力がわかれば十分なわけです。
正しい視力を測るための方法
視力検査で正しく判定するための方法は、
- 目を細めない
- またばきはできるだけたくさんする
- 顔は正面を向いた状態で視力を測る
です。
よく「あと少しで見えるのになぁ」という気持ちから、目を細めてランドルト環を見てしまいますが、目を細めてしまうとピントが合わせやすくなってしまうので正しい視力が測れません。
目は細めずにしっかり開けましょう。
またまばたきが減ると目が乾いて見えにくくなります。
新しいランドルト環を見る時には、まばたきをしっかりしてから見るようにします。
そして乱視気味の人がやりがちなのが、見えやすい方に顔を向けて視力を測ること。
この方法だと乱視を無意識的に補正しているので、必ず顔は真正面を向けたままはかりましょう。
まとめ
さて、今回は視力が悪くなる原因についてご紹介しました。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
コメント