悲しい出来事や不安な気持ちを抱いていないのに、なぜか涙が出る。
そんなことないですか?
実はその状態は、うつ病状態の一歩手前なのかもしれません。
今回は、悲しくないのに涙が出る「プチ鬱」とは?、なりやすいタイプ、ストレスを上手に解消する方法をご紹介します。
目次
「悲しい」から「泣く」のか「泣く」から「悲しい」のか?
涙って4パターンの出方があるそうです。
まず1つ目は、目を潤すためやばい菌の繁殖を防ぐための涙。
二つ目は目にゴミが入った、たまねぎを切った時に出てくる涙。
三つ目は悲しいときやうれしいときに出る感情の涙。
四つ目はストレスが臨界点を突破した時に、ストレスを発散させようとして出る涙。
ただ、科学的な観点からみると、「人間はなぜ泣くのか?」という事は解明されていないそうです。
つまり、「悲しい」「うれしい」という感情によって「涙」が出るのか、「涙」というものが出ることによって「感情の揺さぶりが起きる」という事は判明していないということ。
皆さんはどう思いますか?
個人的にはうれしいときや悲しいとき、心がひどく動いた時に涙が出るとおもっているんですが…。
問題なのは4番目の感情の変化がないときにも涙が出る時。
ストレスから防御しようと無意識的に涙を出してストレスを発散させようと本能的にしているのはかなり危険。
プチ鬱はうつ病よりも治りにくい?
何か涙が出る原因がはっきりしているのなら、解決策や問題点がわかりやすいのですが、悲しいというわけでもない、うれしいというわけでもない、怒りも特に感じていないのに涙が出る。
このような状態は、どこに問題点があるのかわかりにくく問題の根本的な解決方法がわかりにくいので通常のうつ状態よりも長期化してしまいやすいそうです。
またどこに問題があるのか本人がわからないので、自分がうつ状態という事に気づくのにも遅れが生じます。
本人や周りの人間が気づきにくいもう一つの問題は、通常のうつ状態は一日や週の長い時間うつ状態に陥ります。
プチ鬱の人たちは、一日や1.2日の間という短い間だけ。
その為、本人にも自覚症状がなく周りもうつ状態に陥っているとわかりにくいのです。
ただ「プチ」という軽い名称ですが、本格的なうつ病状態に片足つっこんでいる状態なので、早めに状態に気づきストレスを発散させなければいけません。
プチ鬱になりやすい人はどんなタイプの人?
そもそもプチうつになりやすい人はどんな性格の持ち主なんでしょうか?
自分でも当てはまったら要注意です。
・わがままをいう事もなかったため、親からはあまり叱られたことがなく手のかからない子として育てられた。
・自分にも他人にも厳しい完璧主義者
・責任感が強い
・小さな失敗でも、自分を追い込んでしまう
・面倒見がよい
・他人からの誘いを無下にできない
・几帳面でまじめ
・人の目や自分に対する噂が気になる
このようなタイプに当てはまっていても、わけもわからず涙が出ることがなければ今の所大丈夫ではないでしょうか?
ただ、なりやすいタイプだという事は気にかけておかなければいけません。
プチ鬱?上手にストレスを解消させる対処法
わけもわからず涙が出るわけじゃない!という人も日頃からストレスを上手に発散させていきましょう。
*出た涙は思いっきり流す
出てくる涙は無理に止めようとはせずに、思いっきり流してデトックスしましょう。
なんなら悲劇のヒロインになってみて、どん底に落ちる妄想をして泣いてみるのもいいかもしれません。
それか自分史上最高に感動する映画やドラマ、アニメを見て涙を流す!
とにかく思いっきり涙を流してストレスを発散させ、リラックスさせましょう。
*すっきりした気分に強制的にさせてみる
手っ取り早くすっきりした気分になるのは、女性なら見た目に変化をつけること。
美容院にいって髪の毛を切ってみるのもいいかもしれませんよ。
髪の毛は切りたくないなぁ…という人は、爪をきれいにカットするのもいいかもしれませんね。
気分が落ち込むときには、薬指の爪をマッサージしてみるのがおすすめ。
薬指は交感神経を刺激する働きがあり、気分の落ち込みや体調不良の時にぴったりです。
爪マッサージのやり方は、薬指の生え際を痛気持ちいいくらいの力で押すだけ!
道具も特に必要ないので、いつでもどこでもできますよ。
*日光浴をしたり、深呼吸をしてみる
太陽の光を浴びたり、深呼吸をすることでリラックスホルモンとよばれるセロトニンの分泌を促すことができます。
*楽しかった時の写真を見たり、好きな絵画を見る
自分が楽しかった!というときの写真を見返すことで、その時の楽しかった気持ちを思い出して気分がリラックスします。
また行ってみたいなぁと思ったら、旅行の計画を立てるのもいいかもしれませんね。
心のモヤモヤを旅行計画を立てることで一時的にも忘れることができるかも。
*おいしいもの、好きなたべものを思いっきり食べる
食事、特に好きなものを食べるというのは体にとって重要なこと。
好きな食べ物を食べることで、単純にうれしい気持ちになりますよね?
それだけではなく、食事は嗅覚・味覚・視覚を刺激してくれます。
いいにおい・おいしい・おいしそう!キレイな盛り付け!と気分が高揚し、ストレスを発散させることができますよ。
*好きな音楽を聴く
好きな音楽をのんびり聴く機会ってありますか?
私は一日の1/3は音楽を聴いています。
好きなピアノの演奏家がいるので、何か作業をしている時にはずっと流しっぱなし。
落ち込んでいるときだけに限定せず、常にその人が奏でる音楽に触れてリラックス♪
そのためか忙しいときでも、疲れたなぁというときでも落ち込みや気分のアップダウンが少なくなったように感じます。
*軽い運動をしてみる
ただ何も考えず軽い運動をしてみるのはどうですか?
ウォーキングをしたり、軽いランニング、ストレッチは家でもできるので外に出るのが嫌な人にはおすすめ。
体を動かすことで頭もすっきりします。
まずは小さな目標を掲げて、ちょっとずつでもクリアすることで、自分自身の自身にもつながりますよ。
プチ鬱の状態が改善されない場合は、病院へ行って治療!
見えざるストレスを発散させるべく対処法を試みてみたけど、それでも自然と涙が出てくるというような人は、専門家を頼りましょう。
うつ病は自分自身では中々、完全に回復することが難しいです。
症状が2週間以上続くような人は、症状が重く、深刻化する前に専門家の力を借りましょう。
まとめ
さて、今回は悲しくないのに何故か涙が出るプチ鬱状態についてご紹介しました。
まさか自分が!?なんて思わず、当てはまるものがないかチェックしてみてくださいね。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。
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