バス移動や車移動が酔ってしまうので苦手…
そんな人は移動や旅行が憂鬱ですよね。
個人的に小学生のころが一番車酔いが酷かったですが、ここ数十年は車の中で本を読んでも酔わなくなりました。
今回は、車酔いや乗り物酔いが起きる人と起きない人の違い、乗り物酔い・車酔いが起きる原因、三半規管の鍛え方、車酔い・乗り物酔いを予防する方法、酔ってしまった時の改善方法をご紹介します。
目次
乗り物酔い・車酔いが起きる原因
乗り物に酔う人、酔わない人がいるのはなんでなんだろう?
と思ったことはありませんか?
そもそもどうして乗り物酔い(車酔い、バス酔い)をしてしまうのでしょうか?
乗り物酔いが起きてしまう原因は、
①三半規管が刺激され起こるもの
②におい
③目から入ってくる情報と頭で認識する情報のズレ
④体調によるもの
があります。
①三半規管が刺激され起きてしまう乗り物酔い
乗り物に乗っていると、揺れだったり、速度の変化を感じますよね?
そういった変化が不規則だったりすると、耳の中にある三半規管が刺激されます。
三半規管は平衡感覚を保とうとする部分なので、ズレが多く生じると対応できなくなり自律神経が崩れて酔いの症状が出てきます。
②におい
観光バスに乗るとあの独特のにおいを感じます。
酔いを感じる人は、あのにおいにすごく敏感で、におった瞬間から気持ち悪さを感じます。
他にも他人の車の芳香剤のにおいや排気ガスやガソリンのにおいなどニオイって不快に感じることが多いものです。
ニオイも自律神経が崩れる原因となります。
③目から入ってくる情報と頭で認識する情報のズレ
乗り物に乗っていると流れる景色を見たい!という気持ちから、窓の方を向いてじっくり見入ってしまいませんか?
景色は流れているので、目から入ってくる情報(景色)と頭に入ってくる情報にズレが生じます。
ズレているものって気持ちわるく感じるものです。
不快に感じる気持ちを何とかしようと脳から指令が出る事で自律神経が乱れやすい状態になります。
④体調によるもの
たまに酔ってしまう人というのは、睡眠不足だったり、空腹状態、体調が悪いという症状を自覚している時ではないでしょうか?
こういう状態の時にも、自律神経は乱れやすいものです。
乗り物酔いになりやすい年齢やタイプ
個人的に乗り物酔いを一番に感じた時期は、小学生から高校生くらいまでのような気がします。
特に小学生の時は、毎回のバス遠足が不安でいっぱいでした。
座席決めでは、窓側の席にしてもらったり、できるだけ進行方向が見えやすい前の席にしてもらったり…
でも酔い止めを飲んでいても酔ってしまう、吐いてしまう…そんな小学生時代でした。
ただ、そんな状態であっても年齢を重ねるにつれて症状は軽くなり、自分で運転を始めた大学時代ではバスに乗っても、他の人の車に乗っても酔うことがなくなりました。
乗り物に酔う人と酔わない人の違いは、三半規管の平衡機能が正常に機能しているか、していないかの違い。
赤ちゃんや3歳児ころまでは、平衡機能が未発達のため酔う子はあまりいません。
平衡機能が発達し始める小学生からが一番酔う子が多い年齢です。
大人になっても相変わらず乗り物に酔ってしまう…
という人は、それまでに乗り物に乗ることで酔うので避けてきたのではないですか?
逆に今まで乗り物に酔ったことがないのに、最近酔いやすくなったという人は、別の問題があるかもしれないので、心配な方は病院で検査をした方がいいかもしれません。
三半規管の鍛え方
三半規管は実は鍛えることができます。
乗り物酔いが起きてしまうのは、平衡感覚が弱っているので起こるので、これを鍛えればいいわkです。
鍛えるやり方は、でんぐり返し、トランポリン、バランスボール、後ろ歩き、片足立ち、目をつぶった状態でまっすぐ歩くことでできます。
そして鍛えると同時に、乗り物に乗ることに慣れることが大事です。
酔うから…と苦手意識をもって乗らないのではなく、たくさん乗ることで体が慣れていきます。
乗り物酔い・車酔いになりにくくする対策
個人的にもすごく酔いやすい体質だったので、自分でも過去に実践して効果があったものをまとめてみました。
*乗り物酔いの薬は乗車する前に飲んでおくこと
酔い止めの薬は、いざ酔ってしまった!という状況で飲んでもあまり効果が期待できません。
あらかじめ乗り物に乗る前に飲んでおくことが大事です。
*乗り物酔いをするという事を意識しない
薬も飲んだ!よし、っと思っていても、内心では
今日は酔わないかなぁ、大丈夫かなぁ、いやだなぁ
なんて「酔う事」に対して意識していませんか?
私自身も酔いが酷かった時は、遠足や旅行に行く前から
バスに乗らなければいけない、車に長時間乗らなければいけない
という事をかなり意識していました。
意識しすぎることは経験上、絶対にNGです。
同乗者がいる場合は、会話を楽しんだり、子どもが車酔いしてしまう人は、乗る前や乗っている間に「大丈夫だよ」って言ってあげましょう。
子どもにとって家族からの「大丈夫」という言葉は、心強いものです。
*窓を開ける
新幹線や飛行機の場合は無理ですが、バスや車、電車で可能であれば窓を少し開けましょう。
新鮮で冷たい空気に触れることでリラックスできます。
また観光バス特有の吐き気を誘発するようなにおいから逃れることもできます。
*服装はゆったりして、締め付けないものにする
体を圧迫するようなズボンやネクタイなどはできるだけゆるめるようにしましょう。
長時間座っていないといけないので、ぴったりした服は着ているだけでも息苦しいですよね。
ウェストがゴムのパンツやスカート、女性ならゆったりしたワンピースがおすすめ。
*色が濃いサングラスをかける
濃い色のサングラスをかけることで、視界から入る刺激を抑えてくれます。
流れる景色によって酔いやすくなるので、それを防ぐ効果もあります。
*できるだけ目をキョロキョロ動かさない
流れる景色は気になるものですが、酔いやすい人間にとって流れる景色も酔う原因です。
できれば、頭や目を動かさず、ゆったりとした姿勢で深く座席に座りましょう。
助手席近くに乗って前方の様子が見ることが可能なら、車が曲がる方向に意識すると酔いにくいです。
*小腹を満たしておく
空腹時に乗り物に乗っている状態も良くありません。
小腹を満たした状態で乗り物に乗るようにしましょう。
そして車酔い・乗り物酔いに効果的な食べ物や飲み物がこちら
≪乗り物・車酔いに効果的な食べ物≫
●チョコレートやアメ
血糖値を上げることによって脳が覚醒し、酔いにくい状態にしてくれます。
小さいものならポケットに入れておいても邪魔になりにくいですよね。
●梅干し
梅干しの酸味が胸のモヤモヤを解消させ、唾液の分泌を増やすことで三半規管のバランスを整えてくれます。
≪乗り物・車酔いに効果的な飲み物≫
●炭酸飲料
炭酸のすっきりした味わいが胃のムカつきを抑えて、自律神経を整える
*寝不足の時には乗らない
睡眠不足だけじゃなく、疲れがたまっている時や飲酒をした時も乗り物酔いをしやすい人には危険な状態です。
思考が鈍っている状態の時には、普段よりも酔いやすい状態になります。
*親指の第一関節を噛む
親指の第一関節を噛むことで痛みの感覚は、酔いの感覚よりも早く伝わるので、早く酔いが納まります。
個人差はありますが…
乗り物酔い・車酔いになってしまった時のツボ押しのやり方
そして薬の甲斐もむなしく、飲むタイミングが悪かった、薬を飲んでいなかくて不意に来た酔いにはツボ押しがおすすめ。
道具もなくできるし、どこでもできます!
【内関(ないかん)】
内関は、手首を曲げた時にできる横シワから指3本分の場所にあります。
真ん中に2本の線が出てくるので、その真ん中あたりに位置します。
具合が悪くなったら、内関を反対の親指で押すようにもみましょう。
【手心(しゅしん)】
手心は手のひらにあるツボです。
反対側の手の親指で10回程度軽く押します。
【天柱(てんちゅう)】
天柱はうなじにあるツボです。
うなじの中央部分にある髪の毛の生え際から指1本分ほど上に上がると、すこしくぼんでいる場所があります。
そこから左右に指3本分程度の場所にあります。
両手を使って、頭を支えるようにして押します。
【築賓(ちくひん)】
築賓は足にあるツボです。
探し方は、くるぶしの内側から膝の中間(すねの内側)部分にあります。
押すと痛いのでそこが築賓です。
親指で10秒揉むように押します。
まとめ
さて、今回は薬がない時にできる車酔い・乗り物酔い解消法についてご紹介しました。
もし旅行やドライブ中に乗り物酔いになってしまって、薬がない!って状況の時には、ぜひ参考にしてみてくださいね。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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