【熱中症予防】水分補給のタイミングはいつ?量や効果的な補給の仕方

熱中症対策

例年、夏場は記録的な酷暑が続いています。

夏場はもちろんですが、春でも熱中症や脱水症状で痛ましい事故がニュースでも報道されます。

水分補給は大事だとわかっているけど、適切なタイミングや上手な水分補給のやり方って意外と知らないものです。

今回は、脱水・熱中症の症状や水分の取り方や飲むタイミングや量、自宅で経口補水液を作る方法についてまとめてみました。

熱中症や脱水症とは、どんな状態になる?

脱水症状熱中症って夏場は怖いものですよね。

でも、身近にいる友達や子どもがそんな状態に陥っているとちゃんと気づけますか?

脱水症状や熱中症の状態をまとめてみました。

水分不足である脱水症状のまま放置していると、やがて熱中症へと症状は悪化していきます。

脱水状態の主な症状は、

  • 元気がなく、ぐったりしている
  • 朝起きた時に、のどがカラカラに乾いている
  • 舌が乾いている
  • 口の中がねばついている
  • 尿が濃い
  • 唇がひび割れるくらい乾燥している
  • 皮膚が乾燥し、弾力がない
  • 目が落ちくぼんでいる
  • 親指の爪を反対側の指で押さえてみる。白かった爪の部分がピンク色に戻るまでに3秒以上かかった。

次に熱中症の主な症状です。

  • めまい
  • 吐き気
  • 頭痛
  • 意識を失う
  • けいれんが起きる

夏場の炎天下の場所でのみ起こる現象ではありません。

湿気の多い場所や曇っている場所でも起こる状態なので、低年齢の子どもやお年寄りは特に注意しなければいけません。

熱中症予防のための水分補給の仕方や飲み物、温度は?

脱水状態や熱中症にならないためには「水分を飲めばいいんでしょ!」という方がいると思いますが、100点満点の答えではありません。

水分を効率よく摂る方法があります。

  • 水分は常温か8度~13度程度
  • 糖分の多い炭酸飲料や甘い飲み物は避ける
  • 屋内作業をしていて症状が出た場合は、塩分の補給は特に必要なし
  • 赤ちゃんは麦茶か白湯

水分温度は常温か8度~13度程度

熱いだろう!と思って、冷えている飲み物を飲ませるのはおすすめではありません。

ぐったりしている時には、冷たい飲み物よりも常温かぬるい飲み物の方が飲みやすいです。

飲み物は、糖分の多い炭酸飲料や甘い飲み物は避ける

糖分の多い炭酸飲料やジュースを飲ませると、血糖値が一気に上がってしまいます。

血糖値が上がることで倦怠感やイライラを感じ、最悪の場合は昏睡状態になり、死に至ることもあります。

またここまでの症状にならなかったとしても、糖分の多い飲み物は喉が渇きやすくなり、さらに水分が欲しくなってしまいます。

糖分の多い飲み物は吸収率も悪いです。

スポーツドリンクなどは多くの糖分が入っているので、水で薄めて飲むと吸収率がアップします。

屋内作業をしていて症状が出た場合は、塩分の補給は特に必要なし

室内作業で具合が悪くなった場合は、運動によって大量に汗をかいていない場合は、塩分を取る必要はありません。

必要以上の塩分の取りすぎは、高血圧症になってしまいます。

ただし室内の運動で汗をかいて具合が悪くなった場合は、塩分を少し取ったほうがいいです。

赤ちゃんは、麦茶か白湯

赤ちゃんの場合は、あんなに小さな体ですが、水分の排出量は成人の約5倍と言われています。

特に夏場は汗もかきやすく、おしっこの量も多いです。

また成長の為にも水分を多く使っています。

大人がこまめに水分の補給に気を付けてあげなければいけません。

母乳やミルクで水分はとらせていても、足りない場合は果汁ではなく、白湯や麦茶を飲ませるようにしましょう。

熱中症予防の水分補給のタイミングは?量は?

摂取するタイミングを決めておく

水分補給は喉が渇いてからではなく、のどが渇く前に摂取しておかなければ予防にはなりません。

1回につき200ml程度の水分を、起床した時、朝ごはんの時、昼ごはんの時、入浴の前後、夕飯時、寝る前とタイミングを分けて確実に摂っていきます。

赤ちゃんの場合は、お昼寝をした後や外へ出かけている間、帰ってきたとき、お風呂上りにも飲ませてあげましょう。

運動している場合の水分補給のポイント

運動している場合は、250ml~500ml程度を運動を始める30分前に摂ります。

運動している間は、30分おきに200ml~250ml程度を摂ります。

運動が終わったら250ml~500ml程度を摂ります。

自宅で経口補水液を作る方法

このような経口補水液は市販で売られていますが、自宅でも手軽に作ることができます。

作り方は、

水1リットルに対して、砂糖40gと塩3gを混ぜるだけです。

これだけでは飲みにくいという場合は、レモンや柑橘類の果汁を少し入れると飲みやすくなります。

まとめ

さて、今回は脱水・熱中症を予防する水分補給のやり方についてご紹介しました。

最後までお読み頂きましてありがとうございました。

コメント

  1. さちりん より:

    こんにちは
    ブログランキングからの訪問です。
    これから暑くなる時期ですね。
    水分補給は大事ですね。
    ありがとうございました。

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